[映画]第二部:二つの塔

見るたび、見所があってなかなか感想がまとまらないんですが。
まさかあのシーンから始まるとは思いませんでした。ガンダルフが落ちながらもバルログと戦うところ。映像で見るとかなりの迫力でした。
画面切り替わってフロドとサム。モルドールへと近づいていく二人。荒涼とした岩場を行くのって大変そう・・・。ここでゴラム登場。
CGだとは思えないくらい自然な感じです。バクシ版のアニメを見ているからなのかもしれませんが。あんな感じだった・・・。
サムにエルフのロープで縛られて苦しむゴラムの図。みんな笑ってたけど、決してお笑いキャラじゃないんだよなぁ・・・。指輪の魔力にゆがめられた彼。これからの展開に目が離せない・・・。

オークにさらわれ担がれているメリーとピピン。隊長が仲間を止めて、人間のにおいがすると言う言葉を聞き、自分たちを追いかけてくれているのがアラゴルンだと悟ったピピンがブローチをはずして道に落とすという場面。
この辺からこの二人が少しずつ活躍していくのだと思うと、ちょっと嬉しくなります。

一方オークにさらわれたメリピピを追いかける3人。アラゴルンとレゴラスは快調な走りですが、ギムリは大変そう・・・。体も着てる物もすごく重そうだし。ギムリはちょっとばかりお笑い担当ですか?

そして相変わらずなサルマン様。パランティアにかざす手がなんか怖いです。手だけであれほどの演技・・・、さすが。
で、ローハンの村がおそわれ、子供達を逃がそうとする母親。このシーンはちょっとぐっと来ちゃうんだなぁ。
そして、ここでエオメル登場!うーむ、その髭・・・ちょっと変。とか思ったのはここだけの話。セオデン王はすっかり憔悴しきってる感じ。さらにグリマが出てくるわけですが、なんかグリマってすごくイメージぴったり。この人絶対はまり役だわ。

さらに二人を追う3人、そして休憩に入ったオーク達。腹が減ったとついに仲間割れ。隙を見つけた二人が逃げようとしたら、戦闘が始まってしまいました。この辺ちょっとどきどきでしたぁ。

画面変わって、いよいよアラゴルン達とエオメルが出会います。ここは予告編で見た画面でした。ここでのからみはもうちょっと欲しかった・・・。

オークから逃げ出したメリーとピピンが木の髭と出会うわけですが、木の髭・・・思ったよりは違和感なしでした。色んな人が不安に思ってた所もあるんですがとりあえずはOK?
死の沼にたどり着いたフロド達。ここの画面はすごく怖かったです。原作で読んで想像したのよりはるかに不気味な感じで。なんか夢に出てきそう・・・。ここで「スメアゴル」とフロドに名前を呼ばれたときのゴラムの表情が何ともいえません。結構目がでかいのね・・・。

また画面が変わり、ファンゴルンの中に入ったアラゴルン達。ここでガンダルフとの再会です。すっかり白くなってしまったガンダルフ。サルマン様もびっくりな位さらさらなストレートヘアー。森を出てガンダルフが口笛を吹くと飛陰がやってくるんですがその馬がこれまた格好いいこと。馬の王様と言うだけあって、威厳もあるという感じ。真っ白だし、さわりたーい。

この2部はとにかくよく画面が変わるので、1度見ただけじゃ理解するのも大変だろうなと思います。実際感想書くのが大変になってきたし(汗)。

黄金館にアラゴルン達が着いたあたりから流れる、ローハンのテーマがすごくお気に入りです。セオデン王にとりついたサルマンを追い出す場面は少しばかり感心しました。こういう流れの方が、原作読んでない人には分かりやすいのかなと。
黄金館を出て、ヘルム峡谷に向かう所で、やっぱりギムリが笑いを誘ってます。
しっかしアラゴルン、エオウィンいるのにアルウェンの夢(?)見過ぎ!(笑)。
ラヴシーンなくてもいいんじゃない?それよりほかのシーン増やして欲しいと思ったのは私だけではないはず。
途中ワーグに襲われるシーンで、あっさりハマ死亡。ええっ、もう出番終わり!?原作ではもっと出番があったのにー!しかもアラゴルン、崖から落っこちちゃったよ・・・。それも必要あるのー?
ところで、ワーグと戦うこのシーン、レゴラスがギムリの乗った馬に飛び乗るんですが、その乗り方がなんとまあアクロバティック!最初に見に行ったとき、観客から「うぉ~っぅ!」と歓声が上がりました(笑)。

画面変わって、サルマンの大軍勢が集まっているシーン。ここでなぜかグリマが泣いちゃってます。ものすごい大軍勢に感極まったのか・・・。

アルウェンとエルロンド様の画面で、アラゴルンが死を迎えるときのシーンが。これって、追補編の場面ではっ。まさかここで見られるとは思いませんでした。アルウェンが去っていくシーンがあって、3部ではどうなるんだろうと不安が・・・。
ガラドリエル様からエルロンド様への伝言で、ファラミアが映し出されます。
おお、結構ボロミアに感じが似てる?

とうとうフロドと対面するファラミア。指輪を見つめるシーンでは、ボロミアと同じように指輪の誘惑にさらされます。そして無理矢理フロド達をオスギリアスに連れて行くファラミア。原作とは違うシーンにこれまたどきどきです。

無事ヘルム峡谷に着いたアラゴルンとレゴラスとの会話。ちゃんとエルフ語で話したりして、仲良しっぷりが見られていいですね。そして、扉を開けてセオデンの居るところに入るアラゴルンの格好いいことと言ったら!
そしてとうとう、戦闘の準備に入る場面。少年達が武装させられ、セオデン王が苦悩すると言うことで、重苦しい雰囲気に。レゴラスも珍しく弱音を吐いてるし。
ここで少年と母親が引き離される場面があって、ここがまたぐっとくるところ。
ハマの息子ハレスにアラゴルンが「常に希望はある」と言って決意を新たにしたり、レゴラスが剣を差し出したりして、まだ望みを捨ててないということには助けられますね。
しかもここでロリアンからの援軍が!それにハルディアではないですか。これ以上心強い援軍もないですね。

ここから大詰めの戦闘シーン。後から後からオークの群れがやってきます。ついには城壁を破られちゃったりして。ここでレゴラスとギムリが倒した敵の数を争う場面が。
ここは是非やって欲しかったシーンなので嬉しかったです。二人の仲良しぶりが見られて満足。そしてここでもレゴラス活躍してくれちゃってます。盾をスケボー代わりにして、滑り降りながら敵を倒しちゃったり。

エントの会合も終わり、木の髭からエントは戦いに加わらないと言われたメリーが「同じ世界に住んでるのに!?」というせりふを言うんですが、これにはちょっとドキリとさせられます。同じ世界に住む者どうし、助け合わなければと、ずいぶん成長してきてる感じ。
この戦いに負ければホビット庄そのものもなくなってしまうというメリーに心動かされるピピン。そこで、このあとの「アイゼンガルドに向かおう」という台詞につながるんですね。

また画面変わって戦いのシーン。戦いが不利だと分かったセオデン王が退却を命じます。アラゴルンがハルディアに退却するように言うんですが、仲間の退路を切り開いていたハルディアがオークにやられてしまいます。ここでスローモーションになって、ハルディアの目には倒されているエルフ達が映ります。ここは終わりゆくエルフの時代を予感させる場面です。
アラゴルンが駆けつけるもすでに遅し、またオーク達もなだれ込んできて、いっそう不利な状況になってしまいます。
破られそうな城門に駆けつけ、アラゴルンとギムリは一緒に裏へと回ります。ここで「俺を投げろ」というギムリ。1部では投げるなと言ったのに・・・。(笑)

一方、木の髭に送られて森のはずれに向かっていたピピンが「アイゼンガルドのそばを通ろう」と言います。そこで南に向かう3人。
ここでフロド達の画面に切り替わります。オスギリアスは炎上している・・・。
指輪にはゴンドールを救う力はなく、破壊を招くだけだから、自由にして欲しいとファラミアに頼みますが、連れて行かれます。

またまた変わってのネズミの話をしながら歩く木の髭。ところが森を抜けたところには信じられない光景が。ほとんどの木が切り倒されている・・・。ここでついに木の髭の怒りが爆発します。
木の髭が森の惨状に気がつくところはもう、涙腺刺激しっぱなし!エント達がだんだんと集まって最後の行進を開始するところなんてもう・・・。

オスギリアスの場面に変わるんですが、ここで意識を失っていくフロドが痛々しいというか怖い・・・。

ついに追いつめられたアラゴルン達。しかしここでガンダルフの台詞を思い出したかのように、「撃って出ましょう」というアラゴルン。セオデンも兜をかぶり、ついに進軍する彼ら。外へと出ていくと、朝日とともにガンダルフ達がやってきます。
「王が一人でおられるぞ」の台詞とともに現れるエオメル。ここでいよいよ仲間がそろったという感じで噂の「ひよどりごえ」のシーンへと映っていきます。そしてついに白の軍勢とアイゼンガルド軍が衝突!
もうここはいつ見ても気持ちのいい場面です。(笑)
再びアイゼンガルドを攻撃するエント達。ここも好きな場面です。エント達の攻撃におたおたするサルマン様。あの威厳はどこへ・・・。

場面は攻撃されるオスギリアスに。指輪に操られ、あわやと言うところでサムに倒されるフロド。そしてサムに対してつらぬき丸を向けてしまう・・・。ここの場面も痛々しくてつらいところです。
サムの台詞に重なって、ヘルム峡谷で戦うアラゴルン、アイゼンガルドで戦うメリピピが映し出されます。
ここでのサムの台詞にはぐっときてしまいます。つい自分の事とかと重なって見えたりして。
そして、フロド達の様子を見ていたファラミアが二人に近づき、フロドの前に跪きます。「やっとお互い理解し合った」と。
ここでファラミアの気持ちの変化が表れたことが分かります。最初に出会ってからしばらくは上から見下ろして、あくまで自分の方が立場が上だというような態度でした。でもここでフロドの視線になって話しかけたことによって、彼も自分と対等の立場にあるのだと考えを改めた、そんな感じがします。死刑になると言われて「甘んじて受けよう」と答えるあたりから本来のファラミアを取り戻したようにも見えました。。

戦いを終えたガンダルフ達が滅びの山を眺めながら「我々の希望は荒野を行く二人の若者にかかっておる」と台詞があり、ちゃんとフロド達の事を思っているという所を出している気がします。

林の中を歩く、フロドとサム。久しぶりの明るい感じのフロドとサムがなぐさめになる感じ。
いっぽう、苦悩しつつまた悪い考えを持ち始めたゴラム・・・。ここで次への予感が表されているような・・・。
ゴラムの言う彼女とは誰なのか、アイゼンガルドのサルマンはどうなったのか?
原作を読んで分かっていても、映像となればまた別なので、楽しみなような怖いような・・・。

とにかく、早く続きが見たいものです。

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